2024 岐阜県代表
愛、承認、そして感謝
若尾製菓株式会社 タンドール製菓株式会社
代表取締役社長
若尾 達也
わかお たつや
撮影:吉本旭
- 生年月日
- 1969年7月16日(54歳)
- 出身地
- 岐阜県
- 出身校
- 東京製菓学校
- 会社設立
- 1969年6月
- 社長就任
- 2014年4月
- 資本金
- 10,000,000円
- 従業員数
- 380名(2016年3月現在)
- 事業内容
- 焼菓子(観光土産・名産品)や健康食品などの製造
- 自社の強み
- 全国各地のおみやげ菓子を多数つくってきた技術、経験、歴史、そしてそこにかける想い。
- 尊敬する人
- 会長(父親)。自分でやると決めたらやり通す人。過去、窮地に追い込まれたことが何度もあるが、その都度、跳ね除けてきた。「俺は、お前の3倍は仕事をしていたぞ」とよく言われます。
- おすすめ本
- 『たねやのあんこ―二世経営者に捧げる一〇〇の小言』『社長脳を鍛える!』
- パワー飯
- アジフライ、ウニ、ピリ辛豆もやし
- 底力の源
- 世界平和。お菓子を通じて人が笑顔になって、他人のことを自分のことのように考えられる世の中にしたいという想い。
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総合得点
198
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- 知力
- 5
- 体力
- 7
- 統率力
- 6
- 人望
- 8
- 運
- 10
- 行動力
- 7
- プレゼンテーション力
- 7
- コミュニケーション力
- 8
- 継続力
- 7
- 精神力
- 7
- 忍耐力
- 7
- 見た目・容姿
- 6
- 実行力
- 7
- 仲間からの愛され力
- 7
- 仲間を愛する心
- 9
- 女子力
- 3
- スピード
- 6
- ユーモア
- 5
- サービス精神
- 6
- 包容力
- 7
- 駆け引き力
- 6
- 謙虚さ
- 9
- 愚直さ
- 7
- 気づかい力
- 8
- 直感力
- 7
- 器用さ
- 4
- まめさ
- 5
- 処世術
- 6
- 信念
- 6
- カリスマ性
- 5
平均6.60/10.00
- 1935年、祖父・若尾秀雄が、名古屋市の西区にて若尾商店の屋号で菓子卸業を開始。その後、生まれ育った美濃加茂に戻って来て芋せんべいをつくり、地元の方々に振る舞うようになったことがきっかけ。
- 全国各地のおみやげ菓子を多数つくってきた技術、経験、歴史、そしてそこにかける想い。他のメーカーに負けないあらゆる工夫と、その土地に受け入れられるおみやげをつくりあげるという想いは、絶対に負けない自信があります。加えて、ブランドメーカーの協力工場として、信頼に値するバランスの取れた体制(安心・安全を担保する環境、長年の経験から培われた“おいしさ”の提供・提案、どこにも負けない開発能力)が備わっていることも強みです。
- 「若尾製菓のお菓子が、地元・美濃加茂の人たちにとって誇りとなる」、「若尾製菓が、そこではたらく社員にとっての誇りとなる」、「若尾製菓で働く全ての従業員が、仕事を通じて成長し、自分自身に対して自信を持ち、誇りに思えるようになる」。この3つの“誇り”を大切にしています。社員が若尾製菓で働いているということを自慢できるような、「生まれ変わっても若尾製菓に入りたい」と思えるような、そんな会社になりたいです。
- 得意技かどうかわかりませんが、「愛」と「承認」と「感謝」。この3つを頭に入れて、いつも社員と接しているようにしています。あとは、あいさつですね。あいさつは、その行為自体は簡単なことなのに、大人になればなるほど、(できるのに)できなくなってしまうもの。そんな、誰でもできるけどできないあいさつがしっかりできるようになれば、あいさつそのものが営業力になると考えています。
- 社長に就任したときから、会長(父親)の私に対する人当たりがとてもきつかったんです。真剣に仕事に取り組んでいても、「もうちょっと仕事を真剣にやれ」、「いつになったら、目が覚めるんだ?」、「何でこんなことに気づかないのか?」。そんなことをしょっちゅう言われていました。すると、いつの日からか、耳にシャッターをかけるかのように、その会長の声を自然と聞き流すようになっていたんです。そうなると、さらに同じようなことを言われるんですね。一時は、その繰り返しでした。だから、会長と私の間には一定の距離が存在していて、交わることがなかったんです。
でも、あるとき、こう思ったんです。会長は昭和生まれの80歳。武骨で、頑固で、実直で、営業トークも秀でていない、自己表現が苦手なタイプ。そういった性格だから、本心をなかなか伝えられない人なんだと。そして、ある日、会長から「達也、お前にこの会社――若尾製菓を任せたんだぞ」と言われたことを思い出しました。「ああ、今までの言動って親子だからこその“愛”ゆえのものだったんだな」と思い直して……涙しましたね。
- 創業者の想いを継承し、経営理念でもある「幸せの創造」――“安心・安全に心を込めたお菓子創りを通じて、お客様・社員・お取引先・社会に幸せを創り出します”を実現するためです。
- 自社ブランドの確立。その第一歩が、工場に併設しているバウムクーヘンのお店、〈たんどーる〉です。まずは〈たんどーる〉を一人でも多くの地元の方々から愛されるお店にして、美濃加茂に2号店・3号店を出していけるようにしたいです。そしてその後、全国展開をして、〈たんどーる〉のバウムクーヘンを日本に広げていきたいですね。自社ブランドの確立、おみやげ菓子製造のさらなる飛躍、受託製造(OEM)工場としての地位確立。この3つの柱を軸に、成長していきたいです。
- 社長就任当時(今もかな〈笑〉?)は仕事ばかりして、休日も自分のプライベートを優先して……という生活だったけど、これからは時間管理をしっかりして家族に充てる時間をつくるので、少し待っていてください(笑)。そんな自分を支えてくれて、いつも感謝しています。ありがとう。
- 私が社長に就任してからの2年間、ついてきてくれて、ありがとう。社員のみんなが物心共に豊かになるように私もさらに努力します。これからも、一緒に頑張っていこう。
- 地元・美濃加茂に根付いた企業の仲間として、一緒に、お菓子を通じて、人々の笑顔を満たしましょう。
会社情報
- 社名
- 若尾製菓株式会社 タンドール製菓株式会社
- 本社
- 〒505-0029 岐阜県美濃加茂市あじさいヶ丘1丁目7番地
- 設立
- 1969年6月
- 資本金
- 10,000,000円
- 事業内容
- 焼菓子(観光土産・名産品)や健康食品などの製造
- 社員数
- 380名(2016年3月現在)
- 採用募集
- 新卒採用 中途採用
- 会長でもあるお父さまとの汗と涙のエピソードを、涙を流しながら語ってくださった、若尾社長。その涙から、若尾製菓の屋号を受け継ぐ者としての覚悟と、親子の純愛が垣間見れました(私も思わず、涙しました……)。美濃加茂の地に根付く企業として、お菓子作りの企業として、経営理念「幸せの創造」の夢を実現してください!